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とめどなく流れるよだれ

<number> データ型を基準に他のデータ型を理解する

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/CSS_Types

 

昨日の続きで今日が最後。データ型をいくつか眺めていた。

 

まず <number> データ型がある。これは整数と小数、どちらも含む数値の型。 <number> データ型は単位を持たないただの数値である。

 

<number> データ型のあとに何かの単位をつなげれば、それはまた新しいデータ型の名前で呼ばれる。

 

たとえば、

  • degなどの角度をあらわす単位をつなげれば <angle> データ型に
  • fr単位をつなげれば <flex> データ型に
  • emやrem、pxなどの長さをあらわす単位(ただし%は除く)をつなげれば <length> データ型に
  • %単位をつなげれば <percentage> データ型に
  • dpiなどの解像度をあらわす単位をつなげれば <resolution> データ型に
  • sやmsといった時間をあらわす単位をつなげれば <time> データ型に

また、<integer> データ型は整数をあらわすデータ型だあり、これは <number> データ型に含まれる。

 

<number> データ型を使う他のデータ型では <ratio> データ型かある。メディアクエリーにおける画面比率の判定に使用される。他にも <position> データ型のオフセット値として使われたり、<transform-function> データ型に使われたりする。

 

これらを覚えていても実利はほとんどなさそうに思う。それよりも、<time> データ型で0の単位は省略できない、という点のほうが重要度は高い。

 

仮に値 0 に対してすべての単位が同じ時間を表すとしても、これは <length> ではないので、単位を省略してはいけません。0 は無効で、0s や 0ms を表しません。

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/time