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とめどなく流れるよだれ

プロジェクトの目的を叶えるデザインがメンバーで一致するまで

プロジェクトの目的が共有され、まだ仕様まで決まってないとき、実現したい体験は各個人の中だけに存在する。このときはそれぞれ「あのサービスのあんな感じの機能になるといいな」くらいにしか思ってない。

仕様を決める段階になると今度は文章で機能の形が決まっていく。この段階でかなり機能は具体化するけれど、「あのサービスのあんな感じの機能」は同じものでも人によって捉え方が違うので(なぜなら同じサービスでも使い方や感じ方が違うから)、メンバーの認識はまだまだバラけてたりする。

仕様が決まればつぎはデザイン。

1枚静止画をあげるだけでもメンバーの認識を絞ることができる。静止画だけではなく、仕様も合わせてみることで彼らは想像することができるから。

プロトタイプはさらに想像をふくらませる。この段階になると仕様の穴に気づけるくらい、完成する機能が具体的に見えてくる。

最後は実装だが、この段階でプロジェクトの目的、つまり実現したい体験が叶っているか確認できる。ここまでメンバーは各々の想像によって体験を考えてきたわけだから、実装後に思ってたものと違った、となるのはやむを得ない気がする。必要なのは実装後に修正する時間だと思う。

まとめ

デザインというのは先に文章で形づくられていくが、この段階ではそれぞれの頭の中で形が大きく違う。静止画でデザインを共有したとき、それまでと比べてメンバーの機能に対する認識はかなり揃う。しかし、プロジェクトの目的(達成したい体験)が実現したか確認できるのは、実装後だけ。