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とめどなく流れるよだれ

「実践者から学ぶデザイン組織の作り方」のレポート

【増枠】実践者から学ぶデザイン組織の作り方 〜 初めの一歩を踏み出すために今日からできること 〜」に参加しました。

Twitterハッシュタグ#sdnight です。

Service Design Night とは

このイベントは Service Design Night vol.7 として開催されました。

Service Design Night とは事業成長の術としてデザインを実践的に活用できるデザイン組織デザイナー育成を目的としたコミュニティです。

デザイナーだけが対象ではなく、PM や PO、ベンチャー経営者の方なども対象になります。

今回のテーマ

実践者から学ぶデザイン組織のつくり方がテーマでした。
「デザイン組織をつくる最初の 1 歩目」にフォーカスして話されました。

登壇者発表

dely 大竹さん

ポイント:

  • 継続的なデザイン貢献が必要
  • デザイン負債(負債 = 一貫性の欠如)
  • デザイナーの役割はリファクタで負債を回収し、トレンドを抑えて設計すること
  • 課題発見からユーザーテストまでがデザインの領域
  • dely.design ブログで自分たちの仕事をおさらい、外に向けてブランディング

CrowdWorks 上田さん

ポイント:

  • リードデザイナーとマネージャーで役割を分けている
  • デザインの存在意義を理解してもらうために、
    • デザインの価値を数値で示す
    • デザイナー以外を巻き込んだプロセスにする
    • 社外から評価されるようになる

スタートトゥデイ田口さん

運営者からの質問に答える形で話されていました。

ポイント:

  • ZOZOTOWN 公式キャラは
  • 組織は結局、人
    • 社内デザイナーの 1 / 3 が社内公募できた人
    • 会社やプロダクトを持つ空気感やノリを見極めるために、採用課題を出して社内公募を出している
  • 組織全員で同じ方向を向くためには、組織や人を「好き」になってもらうことが大切

OPT 竹田さん

ポイント:

  • OPT では BTC モデルの内、これから C を足そうとしていて完成目指している
  • 今年「デザイン経営宣言」が経済産業省から発表された
  • 役員にデザインを直接理解してもらうために、一緒にデザイン勉強会に連れて行った
  • 場 → チーム → プロダクト
    • いいプロダクトをつくるために、まずはいい場が必要
  • Organization Canvas
    • KPI 公開中
  • デザイン経営宣言について話し合う場に経営者が 1 人もいなかった
    • デザイナーの皆さん、経営者と話していますか?経営者の皆さん、デザイナーと話していますか?

パネルディスカッション

たくさん話がありましたが、覚えてることだけ。

  • デザイン組織はトップダウンボトムアップ両方の視点を持ってつくるものですが、企業によってどちらに重点を置いてつくったかは異なるようでした。OPT ではトップダウンから、CrowdWorks はボトムアップに重点を置いてデザインの組織づくりを進めたようです
  • 「まずはやってみましょう!」で経営者やエンジニアをデザイン制作に巻き込む
  • いまデザイン組織を会社に根付かせているところはデザインの組織づくりを続けてきた企業。始めたことを途中で止めないことを心がけながら、どうしてもダメになったら目標は変えずに手段を変えましょう

感想

懇親会に最後までいたのは自分的にめずらしい。

あと、登壇者からの発表とパネスディスカッションの話しを聞いて、スタートトゥデイ田口さんの「組織は結局、人」というところに納得しました。相手を見るときは人として合いそうか、どれだけ会社やメンバーのことを好きになってくれているかをより重視したいと思いました。